まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

Stage

住所まちがい(ネタバレ注意)

「住所まちがい」を観た。 原作:ルイージ・ルナーリ 上演台本・演出:白井晃 出演:仲村トオル、田中哲司、渡辺いっけい、朝海ひかる ストーリー: 社長、大尉、教授の3名が、それぞれの理由で――社長は女性との密会のため、大尉はビジネスのため、教授は自…

砂の女

「砂の女」を観た。 安部公房の同名の小説が原作。ケラリーノ・サンドロヴィッチさん台本・演出。主演は緒川たまきさんと仲村トオルさん。 「砂の女」のあらすじは、短い休暇を利用し、海辺の砂丘に昆虫採集にやって来た男が、一人の女が住む砂穴の家に閉じ…

もしも命が描けたら

「もしも命が描けたら」を観た。 鈴木おさむさん作・演出。主演は田中圭さん。田中さん含め出演するのは、たった三人。舞台上の大道具も必要最低限。ミニマライズされた構成だけど、月をめぐるストーリーはとても深い愛に満ちていて、物語が進むにつれて徐々…

愛が世界を救います(ただし屁が出ます)

「愛が世界を救います(ただし屁が出ます)」を観た。 実にパワフルなタイトル。宮藤官九郎さん作・演出のミュージカル(本当はロックオペラ)だ。タイトルと作者から察しがつくだろうが、非常にぶっ飛んだバカバカしいお話だ。 この演目が作り出すバイブス…

君子無朋

「君子無朋(くんしにともなし)」を観た。 副題に『中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝』とある通り、中国のとある皇帝の話だ。中国の皇帝というと、始皇帝、中国歴代最高の名君とされる康熙帝、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀などの名は聞いたことがあるが、…

日本の歴史

「日本の歴史」を観た。 三谷幸喜さんによる作・演出のオリジナルミュージカルだ。 2018年12月から2019年初頭にかけて初演が行われたのだが、その時はチケットが取れなくて断念。今回の再演でようやく見ることことができた。たった7人のキャストが入れ替わり…

レ・ミゼラブル

「レ・ミゼラブル」を観た。 言わずと知れたミュージカルの代表作。ミュージカル「レ・ミゼラブル」は2013年のGWに観て以来、実に8年ぶり、2回目の観劇だ。今回の観劇で一番強く感じたのが「生きろ!!」というメッセージ。人は無意識に、自分が見たいもの…

首切り王子と愚かな女

「首切り王子と愚かな女」を観た。 ポスターには「時代も場所も架空の王国を舞台にした大人の寓話」とあるし、ポスターやスポット動画もファンタジー色強めのデザインだけれども、涙なしには見られない深い内容だった。 テトリスみたいに縦横自由に動く掘り…

SHOWTIME

「SHOWTIME」を観た。 「SHOWTIME」は、米倉涼子さんと城田優さんが手がけたエンターテインメントショー。米倉涼子さんは今年、「シカゴ」25周年記念として、ニューヨークのブロードウェイ、そして東京で「シカゴ」のロキシーを再演する予定だったとのこと。…

夜は短し歩けよ乙女

「夜は短し歩けよ乙女」を観た。 原作は森見登美彦さんの同名の小説。10年以上前にその小説を読んだが、独特の世界観がすごく面白かったのを覚えている。その後、アニメ映画も見た。で、今回舞台化されると知って、チケット入手。 すごいな。。。と思ったの…

フェイクスピア

「フェイクスピア」を観た。 タイトルからも想像できるように、FakeとShakespeareが合体してFAKESPEARE。なのだけれど、単なるシェイクスピアのパロディを想像していくと、こてんぱんに打ちのめされることになる。愉快なタイトルからは想像が及ばない超絶巧…

ピサロ

「ピサロ」を観た。 16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した成り上がりのスペインの将軍ピサロの物語だ。167人の兵とともにスペインを出国し、インカ王アタウアルパと対峙、生け捕りにしたアタウアルパとの交流が描かれる。 …

家族のはなし

「家族のはなし」を観た。 草彅剛さんが出演している舞台だ。第1話と第2話の2部構成。とは言え、1話と2話は独立していて関連性はほんのちょぴっとしかない。 第1話は「わからない言葉」。とある夫婦とペットの犬。そこに訪ねてくる海外在住の友人夫婦。物語…

カメレオンズ・リップ

「カメレオンズ・リップ」を観た。 「KERA CROSS」シリーズの第3弾だ。KERA CROSSは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作品を2019年から数年にわたり、1年に1本ずつさまざまな演出家の演出で上演する企画。第1弾は「フローズン・ビーチ」、第2弾は「グッ…

I Don't Like Mondays Billboard Live Tour 2021

I Don't Like Mondaysというバンドをご存じだろうか?ワタクシは、2021年の4月にこのバンドを初めて知った。 コロナ禍で外食や旅行がままならない。かと言ってずっと家の中で過ごしていては、心身ともに支障を来してしまいそう・・・。そんな懸念を背景に、…

山崎まさよし Special Live

人生初、山崎まさよしさんのライブ@ビルボードライブ東京に参戦。 当初は2月(あれ、3月だったかな?)に行われるはずだったのが、緊急事態宣言下ということで延期。満を持しての振替公演だ。ありがたい。 ずっとLiveで生歌を聴いてみたいなと思っていたア…

ウェイトレス

「ウェイトレス」を観た。 "The America"なミュージカルだった。多様性が叫ばれる時代に、何でもかんでも大きくくくってカテゴライズしてしまうのはタブーなんだろうけど、実にアメリカ。おおざっぱで、やたらエネルギッシュで、やたらと男女が絡み合う。ひ…

白昼夢

「白昼夢」を観た。 この白昼夢は一般名詞ではなくて、固有名詞。演劇のタイトルだ。 「社会になじめず引きこもりとなった中年男性とその兄、父親をめぐるお話。落ちこぼれてしまった者たちのもがきと再生、『それでも生きてゆく』日々を描く。」WEBにはこん…

藪原検校

「藪原検校」を観た。 タイトルの「藪原検校」は「やぶはらけんぎょう」と読むのだが、主人公の男の役職名でもある。稀代の悪党として名をはせた、生まれながらに目が見えない男の一代記だ。 大人のわりにモノを知らないワタクシは、何の予備知識もないまま…

23階の笑い

「23階の笑い」を観た。 舞台は1950年代のアメリカのテレビ業界。熾烈な視聴率競争で各局がしのぎを削っている中、ニューヨーク摩天楼の23階のオフィスでコメディづくりに没頭する放送作家たちと人気コメディアンの話だ。 上記のような背景なので、とにかく…

プロデューサーズ

「プロデューサーズ」を観た。 1968年の同名映画をもとに、2001年にブロードウェーで舞台化され、その年のトニー賞で史上最多の12部門で最優秀賞を受賞、さらに、2005年には再度映画化もされている空前の大ヒットミュージカルだ。 そんな大ヒットミュージカ…

フリムンシスターズ

「フリムンシスターズ」観ました。 作・演出松尾スズキさん、主演長澤まさみさん、秋山菜津子さん、阿部サダヲさんのミュージカル。上にポスターの画像を貼り付けてみたけれど、このイラストとタイトルだけでは全く話の内容が想像できないはず。 まず、タイ…

見えない/見えることについての考察

「見えない/見えることについての考察」を観た。 このパフォーマンスのホームページによると、「森山未來の声と身体、光で感じる新感覚の朗読パフォーマンス」とのことだ。 新感覚すぎて、言わんとすることが何なのかよくわからない。気楽な気持ちで観てい…

獣道一直線!!!

「獣道一直線!!!」を観た。ちなみに、「じゅうどういっちょくせん」と読む。 生瀬勝久さん、池田成志さん、古田新太さんという、クセがすごいおじさん3人のユニット「ねずみの三銃士」が企画する舞台だ。チケット取得の段階で「ねずみの三銃士」の正体を…

【生】ベイジルタウンの女神

9/22に配信で楽しんだけど、やっぱり生で観たいそんなワタクシの想いが通じたのか、9/26と9/27の公演に関してはキャパの50%から80%にまで収容人数が拡大され、追加チケットが発売された。念願のチケットを入手したワタクシは、雨の中スキップしながら世田…

【配信】ベイジルタウンの女神

「ベイジルタウンの女神」を観た。初の自宅で配信観劇だ。 これまで、映画館で舞台の生配信を観るという、劇団新感線の「ゲキ×シネ」スタイルの鑑賞経験はあったけど、自宅で舞台の生配信を観るのは初体験。テレビ用スピーカーも備えてあるし、18時の開演前…

大地

昨日に続き、二夜連続の観劇。今日は「大地(Social Distancing Verson)」。昨日のショーガールと同様、作・演出は三谷幸喜さん。 とある共産主義国の独裁政権が遂行した文化改革。反政府主義のレッテルを貼られ、収容所に入れられた役者たちが繰り広げる物…

三谷幸喜のショーガール

3月22日以来、5か月半ぶりの観劇。三谷幸喜のショーガール~告白しちゃいなよ、you(Social Distancing Version)。 三谷幸喜のショーガール | PARCO STAGE -パルコステージ-PARCO劇場オープニング・シリーズ PARCO MUSIC STAGE 三谷幸喜のショーガール (Soc…

いのうえ歌舞伎「偽義経冥界歌」

劇団☆新感線「偽義経冥界歌(にせよしつねめかいにうたう)」を観た。公演の延期や中止の可能性も十分に考えられた3/21の公演。 源氏の主だった侍たちのゾンビメイクが狂気に満ち溢れ、とても美しい。そして、この舞台で私ははじめて早乙女友貴さんを知った…

天保十二年のシェイクスピア

「天保十二年のシェイクスピア」を観た。 高橋一生さんが主役らしいという情報だけでチケットを予約した。ストーリーについては、一切の予備知識なし。そんな状態で観劇した舞台だったが、十分に楽しめた。 鑑賞するうちに、「どうやらシェイクスピアの作品…