白昼夢
「白昼夢」を観た。
この白昼夢は一般名詞ではなくて、固有名詞。演劇のタイトルだ。
「社会になじめず引きこもりとなった中年男性とその兄、父親をめぐるお話。
落ちこぼれてしまった者たちのもがきと再生、『それでも生きてゆく』日々を描く。」
WEBにはこんなコピーがある。
けれど、そこまで重々しい感じはない。
夏、秋、冬、春と季節が移ろっていく中で、微妙に関係性や性格や精神状態が変化していく様が面白い。
季節によって、部屋に差し込む日差しの鋭さが変わっているように感じられる(実際は変わっていないのかもしれないけど)演出が素敵だなと思った。起きていることは結構シビアなのに、現実なのか、夢なのかはっきりしない白昼夢のような世界観。
休憩なしで1時間30分強で終わるその尺も絶妙。
春ですね
☆☆☆