まるごとみんご

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カメレオンズ・リップ

カメレオンズ・リップ」を観た。

 

KERA CROSS」シリーズの第3弾だ。KERA CROSSは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの作品を2019年から数年にわたり、1年に1本ずつさまざまな演出家の演出で上演する企画。第1弾は「フローズン・ビーチ」、第2弾は「グッドバイ」、そして第3弾が今回の「カメレオンズ・リップ」。幸運にも、これまでの企画はすべてチケットを入手できたので楽しく鑑賞済み。

 

今回のカメレオンズ・リップは、すべての登場人物が嘘つき or ミステリアス or 胡散臭いというクライム・コメディだ。面白いけど、シュール。ケラさんぽい世界が広がる。

 

印象的だったのは二つ。1つ目は、室内と屋外とがほぼ同じセットで展開されること。発想の転換というか、見せ方の工夫、演出の工夫で違和感は違和感ではなくなる現象を目の当たりにした。無駄のないエコな演出。その発想力がすごいと思ったし、エンタメとは遠く離れたワタクシの仕事にもヒントになりそう。

 

2つ目は、主演を務める松下洸平さんの顔の小ささ。さっぱりとした小顔に感心しきり。見惚れるというわけではなく、「マジで小顔・・・」としみじみ感じた。

 

あとは、タイトルや「〇時間後」といった文字情報の出し方が、サスペンスっぽい雰囲気を掻き立てる演出でかっこいいな~と感じた。

 

☆☆☆☆