まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

池田晃将の螺鈿

人生初の個展を経験した。もちろん、見る側だ。初めてのギャラリー往訪。

 

 

伺った先は銀座一穂堂で開催されていた「池田晃将の螺鈿」。螺鈿は貝殻の内側、虹色の光沢を持った真珠層の部分を用いた伝統工芸。ワタクシは、何とも言えない神秘的な色合いに惹かれている。今回、この個展を知ったのは大好きな漫画家おかざき真里さんのツイートがきっかけだったが、作品を観れて本当に良かった!!

 

 

螺鈿の繊細で成功で神秘的な魅力に加え、ものものしいサイバー感!ほどんどの作品が、手のひらにすっぽりと収まるサイズ感なのに、その箱の中に吸い込まれてしまいそうなほどの圧倒的な吸引力。すごいパワーを放ちながら鎮座しておりました。100年に及ぶ長い間、大事に愛情をもって使われてきた道具には、魂や精霊が宿って付喪神(つくもがみ)になるといわれるけど、超絶技巧とサイバー感が融合すると、一気に強力なエネルギーが宿るようだ。対峙した物の視線と心を捉えて離さない、まがまがしさにも似た神々しさ。おかざきさんがおっしゃっていた「工芸品は実物を見なければはじまらない」、まさに真理。写真じゃ感じ取れないものが、この世には間違いなく存在する。気になった物には、時間と状況が許す限り絶対直接向き合うほうがいい。

 

ちなみに、展示品はすべて購入可能。大人気につき抽選だし、とても高額なのですけど。。。。このすさまじいエネルギーを体感すると、もっともっと高額なものに感じます。ほんと、すごくかっこよかった!!

 

星星星星星