まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

King Gnu Live Tour 2020 AW "CEREMONY"

ワタクシ的今年の幸運TOP5に、このライブのチケットが当たったことが堂々ランクインする。

当選通知が来たときは、めっちゃうれしかった。

 

King Gnuのライブに参戦するのは初めてだ。なにせ、彼らの音楽を聴くようになったのも今年に入ってから。ファン歴は浅い。なんでもっと早く聴かなかったのかな~って、不思議で仕方がない。

 

日本武道館。気持ちが逸って、開演の1時間前には会場入り。子どもかっ!? 

それくらいに楽しみにしていたし、待ちきれなかった。

 

およそ2時間のライブ。

とってもかっこよかった。うん、マジでかっこよかった。

生の音の圧倒的迫力とかエネルギー。これはライブならではのもので、何かに代替されるものではない。改めて実感した。同じ空間にいないと感じられないものが絶対に存在する。

 

だから、大好きなバンドやアーティストが活動しているのと同じ時代に生きていることが、本当にうれしいし、とっても幸運なことだと思う。だって、生でライブを観戦できるチャンスがあるだから。今回のライブもその偶然、その奇跡に心の底から感謝した。観られて本当に良かった。

 

とにかく、ライブのすべてに感動したのだけど、その中でも特に印象的だったのが、「ギターの音」「MC」「立ち位置」「照明のかっこよさ」。

まず、「ギターの音」。とにかく狂暴でかっこいい。ど素人ではあるけれど、歪みというか、空間を切り裂いてすごい勢いで襲い掛かってくるような迫力。完全に力でねじ伏せされるような感じがとても心地よかった(変態ではない)。

 

「MC」も素敵。ボーカルの井口君とベースの新井くん。かっこつけるわけでもなく、奇をてらうでもなく、客を煽るでもなく、ステージに立っているその時の感情を、ありのままに飾らずに、等身大の言葉で話してくれる。ストレートに身体の中に入ってきて感情が揺さぶられた。2人が順番に話す傍ら、常田君がピアノでさりげなくBGMを奏でている。多分、今まで参加した数々のライブの中で一番ワタクシの心に響いたんじゃないかな。

 

「立ち位置」。これが実にユニークで。ステージの中央がぽっかりと空いている。たいていのバンドはボーカルがセンターにいるけど、King Gnuはその位置がぽっかり空いている。たま~に「あ、ここ空いてる」みたいなノリで、メンバーの誰かがセンターに立つ。そんなマイペースな感じの立ち位置が、押しつけがましくなくて好印象。

 

そして、「照明のかっこよさ」。これは、8月にKing Gnuの配信ライブを観戦したときにも感じたことだけど、音抜きで映像だけでも作品になってしまうほど、照明がかっこいい。明るさや派手さで勝負するんじゃなくて、陰影や渋さ、ほの暗さといった絶妙なニュアンスが絶妙に調和した静と動の狭間みたいなあやうい世界。落ち着くような、ぞくぞくするような多面的な世界。稀有な世界に没入することができて、とても新鮮だった。

 

そんな空間にいて感じたことは、King Gnuって、午前0時みたいなバンドだな~ってこと。

俗に「てっぺん」といわれる、深夜24時頃のいい感じに狂いかけてるテンションの高さ。

草木も眠る丑三つ時のちょっと前。この世とあの世を行き来する扉がふっと現れそうな、静かだけど正体不明の妖しさが漂う気配。

一日が終わって、新しい一日がはじまる時間。優しくて、癒しとエネルギーの蓄積を感じるような空気感。

いろんな表情を持っていて、めっちゃかっこいいバンドだ。常田氏風に言うなら、シビーww

 

午前0時のバンド、King Gnu。初めて生ライブに参加して、ますますそのセンスに惹かれているドキドキ

 

星星星星星