まるごとみんご

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The UKIYO-E 2020 日本三大浮世絵コレクション

東京都美術館に行ってきた。

目的は、The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション

 

 

太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団と3つの名だたる団体のコレクションが一堂に並ぶから、「日本三大浮世絵コレクション」。その豪華さに、思わずひれ伏しそうになる。。。

 

しかも、浮世絵の黎明期のシンプルな浮世絵から、江戸時代末期の豪華な多色刷りの浮世絵に至るまで、時代の変遷とともに浮世絵の進化がわかる展示内容。江戸時代をゆっくりと歩いてるような気持ちになる、とても楽しい企画展だ。

 

いわゆる「秘蔵の逸品」と称される作品も多く展示されているらしい(「展覧会の見どころ」より)。

8月終わりとは言え、まだまだ夏真っ盛り。納涼がてら、美術館に行くのはとても有意義だと思う。日時指定入場制だから、極端に混雑する可能性は低い。とは言え、ワタクシが行ったのは土曜日の夕方(15:50~)。場所によっては結構な人だかりになっている箇所もありました。。。そして、年代を問わず、カップルやご夫婦でいらっしゃってる方の割合がそこそこ多く、平日夜の空いてる時間を狙って、一人でマイペースに鑑賞しがちなワタクシには、新たな気づきだった。(東京都美術館は17:30閉館だから、仕事終わりに行くことができないのがちょっと残念・・・。)

 

今回の企画展で気づいたことは他にもあって、約60名の絵師の代表作を見比べることができるので、自分のお気に入りの絵師を見つけられる。意外に感じられるかもしれないが、ワタクシは、鈴木春信が描く繊細な美人画が一番好き。着物の模様もとても綺麗で、ポーズや表情も美しいく、ファッション誌をみる感覚で楽しめるからだと思う。

 

摺物のコーナーも面白かった。摺物は、何枚も刷られて販売された物とは違って、趣味人や富裕層が仲間内に配る一点ものの絵葉書やグリーティングカードのようなもの。羽子板に書かれた物だったり、凹凸のついたものだったり、金に糸目をつけずに作られた粋で酔狂で精緻な作品が並んでいて圧巻だ。

 

量も質も、本当に見ごたえのある企画展なので鑑賞時間は余裕をもって設定するのがおすすめ。ワタクシは、16時に入館し、閉館時間の17:30まで滞在したけれど、残念なことに後半は駆け足になってしまった・・・。それが唯一悔やまれる点だ。

 

最後は、粋に寿司で締めて帰宅。