パラサイト 半地下の家族
話題騒然の映画「パラサイト 半地下の家族」を観た。
原作がなくて、映画オリジナルのストーリー。中盤以降に衝撃の展開が待っていて、かなり度肝を抜かれる。
「うわっ!!まじで」予想外の展開に驚愕するのだが、ワタクシにとっては驚き以上に、不快感という点での「うわっ、まじか・・・」が大きかった。
この映画はにおいを感じさせる。それは草原を吹き抜ける風のにおい、パンが焼きあがるにおい、そういった爽やかな、幸せなにおいじゃなくて、路地裏のごみ箱のにおい、日陰のじめっとしたいつ掃除がなされたのかもわからない公衆トイレのにおい、ごみやアルコールの瓶が散乱しまくっている歌舞伎町の明け方のにおいといった、非常に不快な、場合によっては鼻をつくような嫌なにおいを感じてしまうのだ。
もちろん、映画だし、MX4Dといったような特殊な環境で観てるわけではないから、そんなにおいがするはずはないのだが、映像とか演出がよくできていて、においが容易に想像できてしまう・・・。それが知らぬ間に結構なダメージとなって、体にのしかかってるので、鑑賞後はかなりしんどい。
体調がすぐれないときには、無理してみないほうがいい。
☆☆☆
話は面白いけど、なにせ不快感が大きいので星の数はのびず・・・