フォードVSフェラーリ

「フォードVSフェラーリ」を観た。

ル・マン24時間レースをめぐる実話を元にしたストーリー。

単刀直入に言って、めっちゃ面白かった。

まるで、自分がレーサーになったように、手に汗握り、シートに浅く後傾気味に腰かけて、足を目いっぱい踏ん張りながら、全身に力を込めて鑑賞した。自分がコースを走っている感覚なので、息をするのも忘れてしまうほどだ。

特に臨場感があったのは、雨が降りしきる中の夜間走行。スリップするんじゃないかって、心臓バクバク。あれ以上、夜間のシーンが多かったら、酸欠になっていたかもしれない。

レースシーンが最高に胸熱だが、エンジニア vs マネジメントのバトルも見どころ。レースほどの派手さはないけれど、ヒューマンドラマとしての熱さも堪能できる。つまり、どこを切り取っても面白い映画なのだ。ピット内でのマット・デイモンの挙動にも要注目！！唯一腑に落ちないのは、ゴールの場面。まあ、事実だから仕方ないけれど。

エンジンの轟音、タイヤが横滑りする音、雨粒が激しくフロントガラスに叩きつける音、ありとあらゆる音に興奮するので、映画館での鑑賞を激しく推奨します！！

☆☆☆☆☆