まるごとみんご

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引っ越し大名!

引っ越し大名!」を観た。

 

 

面白かった。とっても。

日がな一日、書庫の中で書物を読んで過ごす書庫番の春之介が、引っ越し奉行に命じられ、藩士とその家族総勢1万人を引き連れ、姫路から豊後(大分)まで総距離600キロにも及ぶ大移動に挑むお話だ。しかも、今回の引っ越し(国替え)は、15万石から7万石への減俸を伴うもの。春之介には大規模なリストラの使命も伴っている。

 

その無理難題に挑む春之介(星野源さん)の苦悩と成長が面白い。藩の重鎮からのパワハラ、仲間からの妬み。奉行と言えど、所詮は藩主に仕える家臣。現代のサラリーマンと変わらない。共感を覚える。引っ越し指南をする於蘭(高畑充希さん)とのやりとりも面白い。

 

ワタクシ的見どころは、向井理さん扮する重鎮が及川光博さん扮する姫路藩主に迫るシーン、春之介が信頼する友人にクビを宣告するシーンとその後のシーン、明るくて腕っぷしの強い豪傑武士を演じる高橋一生さん。無邪気な役を演じる高橋一生さんってなかなかレアだと思う。

 

そして、個人的に一番刺さった引っ越し心得。それれは「整理とは捨てることなり」。何百年もの昔から変わることのない真実、、、。おそるべし。

 

☆☆☆☆