まるごとみんご

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愛と哀しみのシャーロック・ホームズ

愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」を観た。

 

三谷幸喜さんが書き下ろした、若き日のシャーロック・ホームズをめぐるお話だ。

 

 

冒頭、シャーロック・ホームズ、ワトソン、シャーロック・ホームズの兄の人物像が文字情報で紹介される。そこから本編に入るのだが、冒頭の情報と本編のリンク具合がおしゃれで小粋。かっこいい演出だと思う。冒頭の情報があるとないとではだいぶ印象が違うはず。ぜひ、遅刻せずに着席してほしい。

 

ホームズと兄の関係、ホームズとワトソンの関係、ワトソンと妻(ミセス・ワトソン)の関係。愛と哀しみという言葉に見事に集約されていると思うデス。様々な感情が渦巻く人間関係が事件とカードゲームの心理戦と相まって、ハラハラドキドキを増幅させる。かと思いきや、佐藤二朗さんが演じるワトソンの可笑し気な挙動、広瀬アリス演じるヴァイオレットの一人芝居。髄所に笑いもちりばめられている。一瞬たりとも目が離せない舞台だ。ミセス・ワトソンを演じる八木亜希子さんの綺麗な話し方が、クラシックなドレスとの相乗効果でとても素敵。

 

☆☆☆☆☆

 

身近な存在に見下されるのって、とてもキツい。何としても距離をおくのが得策だ。