まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

人間失格

人間失格 太宰治と3人の女たち」を観た。

 

 

あ~、蜷川実花さんの映画だな~、と思った。使われている色が多く、花が降る・・・。

けど、ワタクシは、このストーリーならもっと色を抑えてある方が好ましい。

太宰治の人生が激しく痛々しいのに、映像も、音楽も豪華で、脳がぐったりしてしまう。食傷気味。

 

沢尻エリカ演じる愛人、静子が源氏物語の朧月夜みたいでいいと思う。重すぎず(あ、十分重いか、、、)奔放で野心家。

でも、一番印象的だったのは、妻の美知子を演じる宮沢りえが愛人によって綺麗に掃除された我が家で、子供たちと一緒にインクにまみれて真っ黒になるシーン、太宰の死後、雨戸をあけて洗濯ものを干すシーンだ。洗濯のシーンは色があってとてもよかった。

 

とは言え、鑑賞後にぐったりしてしまうので☆☆

(★3つでもいい気がするけど、ここはあえて厳しめに。。。)

 

そういえば、太宰治の作品は「走れメロス」しか内容を知らない。「走れメロス」にしても、読んだわけではなくアニメか演劇かで観てあらすじを知っているだけ。有名な小説家なのに、その作品を読んだことがないワタクシ、、、、低俗なのだろうか。。。