まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

舞台weekその④~足跡姫

舞台weekの締めくくりを飾るのは、NODAMAPの『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~

 

前半から中盤にかけてはギャグ満載で抱腹絶倒の喜劇なのだけれども、終盤に容赦なく心を鷲掴みにされるですよ。激しくグワッとね、持って行かれます。その最大の要因は、足跡姫演じる宮沢りえさんの豹変っぷりにあるデスね。「憑依」その瞬間を目の当たりにして、客席は固唾をのむばかり。身じろぎもせずに見入るしかできない。

 

もちろん、他にも見どころはたくさんある。宮沢りえのストリップ(!!)とかね。実際は、肌色の全身タイツをお召しになっているようなのですが、ワタクシが座っていた席は劇場後方。コンタクトレンズで視力を矯正してるとは言え、後方からタイツか生身の見分けがつくはずもなく、「え?はだか???」 同性ながら、激しく動揺してしまったですよ。そして思ったのデス。「女優さんにとっては、肌の露出も顔の露出も大差ないのかも」って。いや、セクシー女優的なイヤらしい意味ではなく、太ももとかおっぱいは、普段は布に覆われているけれど、顔や手足と同じく、身体の一部。全身の皮膚は全部がつながっているのに、太ももとかおっぱいだけを特別扱いすることに、あんまり意味はないのかも・・・。そう感じてしまうほどに、あまりにもサラリと衣装をはだけた宮沢りえさん。だからこそ、その美しさが際立ったのかもしれないけど。身体の線が美しいということは、それだけでアート。

 

こちらのサイトゲネプロの画像が確認でいる模様です。

 

それから、足跡アート。

何日にも及ぶ公演期間中も、同じものは二度と生まれない。一回こっきりのアートは、その場にいた人たちだけが共有できるかけがえのない瞬間。それを強く感じることができます。まさにLIVEの醍醐味。いつにも増して、臨場感を感じる舞台でした。

 

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