舞台weekその①~世界
1月15日(日)~1月21日(土)にかけての一週間。ワタクシには、4本の舞台鑑賞の予定がある。なんて贅沢なことなのか。
華麗なる舞台weekのスタートを飾るのは、「世界」。
作・演出:赤堀雅秋、
出演:風間杜夫、大倉孝二、早乙女太一、広瀬アリス、青木さやか、和田正人、福田転球、赤堀雅秋、梅沢昌代、鈴木砂羽
1月11日から開幕だったこの舞台。なんと、立て続けに出演者がインフルエンザ感染のため、1月15日は実質2回目。期せずして、出来立てほやほやの舞台を鑑賞。
「場末」そんな言葉が似合う街の、町工場、スナック、スーパーマーケット。ミニマムな環境で繰り広げられる、実に人間臭いリアリティに満ち溢れた物語。生活していくうえで、避けられない人間関係の面倒臭さ、切なさ、可笑しさ、ふんわりとしたやさしさ、やりきれなさ。そんな諸々がふんだんに混ぜ込まれたストーリー。
窮屈な思いを抱えながらも、共感せずには入れらない。
夜になる一歩手前の黄昏時、離婚騒動にある老夫婦が西日の射しこむ台所で、一緒にカップ麺をすするシーン。生活感に満ち満ちたそのシーンが、とっても印象に残っている。