まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

エノケソ一代記

エノケソ一代記」を観た。

エノケンではない。エノケソ。「えのけそ」である。要するにエノケンの偽物、エノケソが主役の物語。

 

三谷幸喜脚本で、エノケソを演じるのは市川猿之助、その妻吉田羊。その布陣からして、面白くないわけがないんだけど、想像をはるかに上回る面白さで大いに笑った。

そして、この舞台には脚本の三谷幸喜さんも役者として舞台に立っていらっしゃって、この日が真田丸の最終回だというのに、そんな感慨を微塵も感じさせず(当たり前か)、しっかりとはっちゃけたお芝居をしていて、お腹がよじれるほどたっぷりと笑った。あの独特の間は一体何なのかw。

 

この舞台のすごいところは、面白さだけじゃない。可笑しくも哀しいそのエノケソの生きざまがまたとても素敵なんである。とっても馬鹿げているんだけど、清々しい。好きなことを貫ける人間の生きざまはかくも美しい。年末にいいもの観た。

 

そして、この舞台の劇場である世田谷パブリックシアターは、自宅から徒歩圏内。日曜の午後は三茶付近の商店街が歩行者天国になっていて、とっても楽しい雰囲気。徒歩圏内に楽しい環境があるのはとてもありがたい。