まるごとみんご

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【ネタバレ】ビフォア・サンセット

ネタばれありデス。閲覧は計画的にw。


ビフォア・サンセット



恋人までの距離(ビフォア・サンライズ)」の続編。
先日、「恋人までの距離」を観て、なかなかおもしろかったし、旅の途中のたった一日で猛烈にひかれあったカップルのその後が気になったので、観てみました。

結果、「たいていの続編は面白くない説」の一例がまた増えました…。
前作のウィーンでの別れから、9年後の物語。今回は舞台をパリに変えたものの、またしても偶然再会した二人。再会してから夕暮れまでのほんの数時間、お互いにとって空白の9年間をひたすら報告しあうお話…。

夏の夕刻のパリはとても綺麗で、非常に絵になるけれども、ただひたすら会話だけってどうなのよ?会話を重ねるうちに、9年間の時を経てもなお、お互いに運命を感じており、魅かれあっていることがわかるんだけれども、つかず離れず、ひたすら会話が展開されていく。しかし、何も起こらないわけです。

ワタクシは思いましたよ。
30を越えた男が、好きな女の部屋に上がり込んで何もしないってどうなのよ?
嘘くさくないですか?

いや、いい大人だからこそ、9年間のブランクを吹き飛ばし、焼けぼっくいに火が付いたみたいに燃え上がるのはおかしい?すでに妻子ありの身だから自重した?

単身、出張中の身なのに?う~ん、恋の街パリでそんな意気地なしは、必要ないと思うわけです。何かしらの情事があって然るべき、というのがワタクシの思い。

擦れてますかね?

唯一のそれっぽいことといえば、男が口にしたこのセリフ。「触れられるととろけそうだ」。しかし、相手の女には指一本触れていない状態でのたまっているデスよ。なんだ、ソレ?いいのか、大の大人がそんなんで。

しかし、このセリフ。なかなかに妖しい響きがあることは否めない。いつか使ってみようと思う。収穫はそれだけ。


期待外れも甚だしいので、評価は☆