まるごとみんご

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七人ぐらいの兵士~明石家さんまの男っぷりに骨抜きになった話~

Bunkamuraシアターコクーンにて
七人ぐらいの兵士」を観たデス。



第二次世界大戦中の中国大陸。
日本軍のとある駐屯地には、ダメ兵士ばかりを集めて
再訓練している部隊があったデスよ。
その部隊の生き様を描いた物語。

主演はなんと、かの有名な爆笑王、明石家さんま

さんまさんが主役なだけあって、
前半から中盤にかけては、
アドリブなのか台本通りなのかさっぱりわからないけど、
終始抱腹絶倒の演技が続くデスよ。
おなかがよじれるほどに笑いっぱなし。

かと思いきや、さんまさんが惜しげもなく
半裸(=上半身裸)になるシーンがあって、
ほどよく筋肉がついて、きりりと締ったその端正な肉体美に
思わず見とれる瞬間もあって。
実にサービス満点な舞台(笑)。

そして、魅せ場の終盤戦。
中盤までの笑いと相まって、
戦争の理不尽さとかやりきれなさが色濃く浮き出されるデスよ。
その演出が、観る人の心にぐさりと刺さって涙が止まらない。

ラスト、さんまさん演じる水嶋が言うデスよ。
「生きたいのよ」

そのセリフと粋な後ろ姿。心底痺れました。
これまで観たいろんな舞台の中でも
一、二を争ういい男っぷりでした。

さんまさんの色気や才能、そして見事なまでの男っぷりに酔いしれ、
笑うことの大切さや、
戦争の虚しさや理不尽さに胸を締めつけらる。

なんとも濃密な3時間。
とても貴重な時間を過ごしたと思う。