趣味の部屋
お芝居観に行ってきたデス。
「趣味の部屋」
男たちが己の趣味のために共同で借りた、とある部屋。
その部屋でそれぞれの趣味に興じる日々だったが、
ある日仲間の一人が失踪し・・・
そんな設定のもとで繰り広げられるサスペンスコメディ。
舞台はたった一つ。趣味の部屋。
それなのに、ああそれなのに
濃密でエキサイティングなストーリー展開と、
切れ間なく繰り出される抱腹絶倒の演技の数々。
休憩なしでちょうど2時間。
本当に面白い舞台を堪能できます!
絶妙な緩急のバランスと絶妙のテンポ。
すごく爽快です。
がっつり笑えるのに、
耳元にひやっと冷たい空気がながれ、
背中がザワザワする極上のサスペンスのスリル感も満載。
脳が喜んでいます。
出演者は中井貴一、戸次重幸、川平慈英、白井晃、原幹恵の5人だけ。
もれなく茶目っけたっぷり、愛嬌たっぷり。
そして時折垣間見える夜叉の影。
カッコよかったデス。
さらに印象的だったのが、ベランダの向こうの空の色。
夕方5時から7時の時間設定なんだけど、
実に見事なトワイライト。
そして、闇。美しい。
プロの仕事って、本当にすごい!