まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

ヨーロッパへの旅(モン・サン・ミッシェル編)

ワタクシが、今回の旅先をフランスにした一番の理由。


それが、モン・サン・ミッシェルに行くこと!

なので、パリ滞在の途中で一泊二日分の荷物をバックに詰めて

モン・サン・ミッシェルまでのショート・トリップ。

島内一泊の旅!


ちなみに、このことを事前に知人(同世代男性)に話したら、

「かわいくねぇ!フランスにひとり旅って時点で変わってるのに、

さらにモン・サン・ミッシェルまで一人旅とは!!せめて、みゅーバスとか

使えよ。おそるべし、B型オンナ」と言われたデス。


褒め言葉と受け止めたワタクシ。大人の対応ですね。ケッ、ほっとけ( ̄∩ ̄#



今回は、オプショナルツアーじゃなくて、

パリからレンヌまでの電車(TGVっていう新幹線みたいなヤツで2時間)と

バス(レンヌからモン・サン・ミッシェルまで約1時間半)を乗り継いで行く

完全なる個人旅行(ま、ホテルと電車等のチケットは代理店まかせだけどね)。


往路はTGVの車窓の景色を楽しみつつ

(といっても、のどかな田園風景が延々と続くだけ・・・w)

無事、モン・サン・ミッシェル(対岸)に到着。


対岸から、モン・サン・ミッシェルのふもとまで(約2km)は

無料のシャトルバスで行くデスよ。

もちろん、歩いても行けるけど、この日はめっちゃ風が強かったし、

小雨も降っていたので、歩くの大好きなワタクシもシャトルバスを選択したデス。



曇天の下、誇り高くそびえたつ世界遺産の荘厳なたたずまい。


写真だけをみるとそんな感じがしないでもないデスけど、

実際にこの場にいたワタクシはですね、

強風に吹きつけられ、小雨があたり、

なんだかとっても「津軽海峡・冬景色


世界遺産でもあり、有名な観光スポットであるはずなのに、

シーズンオフということで、人も少ない・・・。

より一層切なさが募ります・・・。


修道院の中を見学。



たくさんの部屋があるんだけど、

場所によっては見学者がワタクシひとりだけなんてこともあって

世界遺産を独り占めできるほどの閑散っぷり。


すごい贅沢な見学コースなんだけどさ、

この修道院百年戦争の時は城塞になったり、

フランス革命後は監獄になったりしてる、複雑な歴史の持ち主で。

ひとりになると、あまりにひっそりとしててちょっと恐いくらいw


見学料が無料だったので、

日本語ガイドを借りたんだけど、なかなか興味深いことを話してました。

でもやけに助長なので、もう少し短い方がいいと思うデス。


そんな、モン・サン・ミッシェルですが、

なかにはこんな隠れミッキーもいたりしてね。

なかなかに面白いスポットです。





そして、ワタクシ、島内に一泊なので、

夜のライトアップされたモン・サン・ミッシェルを拝むことができたデス。

(というか、そのために一泊したデスけど)






夜のモン・サン・ミッシェル

写真じゃとても伝えきれないほど美しいし、荘厳。


なんだけど、何せ人が少ない!!

歩いているのはワタクシだけって状態なので、

半ば肝試し・・・・。


美しさよりも、気高さよりも、恐怖と孤独、そして寒さを

強く感じましたw

マジで、めっちゃ怖かった。淋しかった。


小さな島なので、島内一周を試みたんだけど、

肝っ玉の小さいワタクシ、敢え無く途中で挫折。


あまりにシーズンオフすぎるのも、ちょっと問題デス。


泊まってたホテルは3つ星のとても可愛らしいホテルなんだけど、



やはり、人が少ない・・・。

ホテルでも孤独w


島内のレストランやお土産屋さんも

冬期休業中っていうお店がところどころにあって、

本当に閑散としているデスよ・・・。


それに、泊まったその日は、夜になっても風が強くてさ、

窓がガタガタなるデスよね。

霊感とかカラッキシなワタクシですけど、

妙にうすら寒くて、本当に淋しかったです。マジで。


んで、翌朝。

ワタクシは9時にモン・サン・ミッシェル対岸のバス停を出発するはずでした。

レンヌに向けて。


だから、8:25にはホテルをチェックアウトしたのです。


でもですね、モン・サン・ミッシェルふもとと対岸を結ぶシャトル・バスが

待てど暮らせどやってこない。

代理店から頂いていた案内にはシャトルバスは約15分間隔で運行との情報があったので

30分前にシャトルバスのバス停につけば余裕と考えていたんだけど、

やってこない。。。。

近くに事情を聴ける人もいなければ、シャトルバスの時刻表もない。

対岸とふもとを結ぶルートはシャトルしか通れないらいしいから、

タクシーもないし、ふつうの乗用車なんて走ってない。

正真正銘、誰もいないw

焦るワタクシ。不安が募るワタクシ。

あなおそろしきかな、シーズンオフ!!!


8時35分になった時、もはや「(2km先の)対岸まで走る!!」しか道はない!

と悟ったワタクシ。

強風の中、走り出したデスよ!


まさに、その時!!

ワタクシの視界の片隅にシャトルバスの停留所にホテルからやってくる

観光客(日本人の家族連れ)の姿を捕えたデスよ!


ほっとしたワタクシ。

この人達に聴いてみよう!!

でも、知ってたのはシャトルは15分間隔で運行しているという情報だけで

なんら状況は変わらずw

でも、一緒に待つ人ができただけで結構心強い(言葉も通じるし)。


再び停留所で待つことを決意。

しかし、8時45分になっても、50分になっても結局バスはやってこなくて。

平静を装ってはいたけれど、泣きそうだったデスよ。寒いし。風強いし。



その絶対絶命のピンチの中でとった写真。


心なしか悲壮感が漂ってますねw

ちなみに時間は9時ちょい前。まだちょっぴり暗いデスよね。

この日は晴れだったから、曇ってるわけじゃなくて、

まだ太陽が完全に昇ってないデスよ。


結局シャトルがやってきたのは9時。

対岸についたら、9時5分。


ええ。レンヌ行きのバスは出発した後でした。

乗り遅れたのデスよ、ワタクシ。

(ちなみに、家族連れの日本人も乗り遅れ・・・w)


9時のシャトルに揺られてる時点で、

乗り遅れたであろうことは予測できてたし、もう覚悟はできてたけどね。

一縷の望みを残しつつ、ダメもとで代理店の現地連絡先に電話してみたデスよ。


担当者いわく、

「仕方ないっすね。次のバスまで待って下さい。

乗り遅れてもバスのチケットはそのまま使えますから。

でも、最初のバスに乗り遅れたとなると、必然的にTGVにも間に合いませんから

TGVの方は変更の手続きと手数料が必要になります」

だってさ。


ま、当然だけどw。


ちなみに、レンヌ行きの次のバスは2時間半後の11時半。

しかも、対岸にあるホテルやお土産屋さんはシーズンオフとあって、ほぼ休業中。

時間をつぶす場所はインフォメーションセンターだけ・・・・

(カフェとかレストランは併設されていないデスよ。)

そのインフォメーションセンターすら10時OPENだから、

9時ちょい過ぎに対岸についたワタクシ達は

吹きっ晒しのなか、1時間近く屋外待機・・・・。

寒い・・・。ってか切ない。


インフォメーションセンターがOPENしてからは

ひたすら、読書。

何が悲しくて、モン・サン・ミッシェルの対岸で読書に耽っているのか・・・

我がことながら、あまりのマヌケっぷりにウンザリしたデスよ。

持っていたのが面白い本(有川浩の「3匹のおっさん」)だったのがせめてもの救い。


本来なら13時前にはパリに着いてるはずだったのが、

接続が悪かったり、TGVが緊急停車したりで

結局パリに着いたのは17時くらい。4時間のロス。

さらに、TGVのチケットの変更は当初の時間から1時間以内じゃないとダメらしく、

変更は不可。結局新しいチケットを買い直して61ユーロのロス!!

ユーロ高で61ユーロ(9000円程度)の出費は痛いぜよ。


時間厳守の大切さ、事前確認の大切さ、

直感を信じることの大切さ、

オフシーズンの旅行の心構えをこれでもか!!ってほど

身をもって学習したモン・サン・ミッシェルへのショート・トリップ。


時間の大切さを嫌というほど実感しました。

今後、待ち合わせには絶対遅れません!


それにしても、冬のモン・サン・ミッシェル

ここで感じた孤独は半端じゃないデス。

ワタクシの人生で一番淋しかったといっても過言ではないくらいw


次は絶対、あたたかい季節に誰かと一緒にリベンジしますw