鉈切り丸

今をさかのぼること、ちょうど一週間前。

ワタクシの身は東急シアターオーブにあったデス。

「鉈切り丸」を観ていたのデス。

ちなみに、ひらがなで書くと「なたぎりまる」。

丸っこくて可愛い字面ですが、内容はドロドロです。

憎悪の塊です。

何の救いもないストーリーなのデス。

時は鎌倉時代。源頼朝がまさに鎌倉幕府開こうとするその前後。

主人公は頼朝の異母弟にあたる源範頼（のりより）。

演じるはV6森田剛。

ワタクシ、彼に対しては可もなく、不可もなく、

とりたててな～んの興味もなかったのですが、

このお芝居を観て、心底「大っ嫌い」って思ったデスよ。

そのくらい範頼には憎悪がみなぎっていたですよ。

外見も醜いという設定で・・・・

本当に、観賞しているのがつら～い舞台だったのです・・・・。

そんな中で唯一、面白かったのが

生瀬勝久演じる源頼朝。

小心で恐妻家なオトコを実に小気味よく演じていて、

そこだけはほっとできるひと時だったデス。