じいちゃんへ
先週、じいちゃんが亡くなった。
8月最後の日に告別式。
92歳の大往生だったけど、
じいちゃんはいつも元気で、
この前お見舞いに行った時ですら、
酸素マスクを付けていたけれど、ごはんをもりもり残さず食べていて
ワタシが帰るといつも「お~、よく来たな」って手をあげて
満面の笑顔で歓迎してくれた。
それがこの先もずっと続くと思っていただけに、
じいちゃんがいないのはやっぱりとても寂しいし、
ひとりになった時とか、ふと、じいちゃんのことを思い出して
泣きそうになる。
戦中は兵士として出征しても、ちゃんと生き延びて、
戦後もちゃんと生き延びて、
いろ~んなことをワタクシ達に教えてくれたじいちゃん。
中でも、にわか雨が降った場合に、
雨に濡れずに家まで帰ってくる方法はとってもおもしろかったな。
小学生だったちっちゃなワタクシは、雨が降る度に実践したっけ。
結局濡れるんだけどw
よく犬に追いかけられていたワタクシは、
じいちゃんが出かけるついでに、
自転車の後ろに乗っけてもらって通園、通学できる日は
とてもホッとしていたよ。
でも、いまだに犬は苦手です。
夏には、夜ごはんの後に蛍採りに行ったね。
ワタシと、妹と、弟と、じいちゃんとばあちゃん。
みんなで甚平着て、ほうき持って、うちわ持って。
天の川もくっきり見える満天の星空のもと、
そこかしこでスーッて音もなく飛び交う蛍を追いかけたね。
時々間違って、たんぼに足をつっこんじゃったりしてw。
達筆で、運動神経がよくて、話も面白くて、いつも笑っていて、
時代劇と相撲が大好きで、ごはんをもりもり食べて、いつも元気。
そんなじいちゃんの遺伝子がワタクシにも受け継がれていることを、
誇りに思っています。
残念ながら、まだほとんど開花していないけど・・・w
遅咲きながらも、大輪の花を咲かすべく一生懸命がんばるから、
ちゃんと見守っていてください。
人はいつか必ず死ぬ。
いくらスーパーであっても永遠の命はない。
それを改めて強く実感しました。
だからこそ、やれること、やりたいことは
ちゃんとやらなくちゃダメなんだよね。
そんな大事なことを再認識させてくれてありがとう。
ワタシにとって、じいちゃんはいつまでもスーパーじいちゃんです!