おのれナポレオン
さて、今宵はただの週末にあらず。
GWの始まりの始まり。
なんとも素敵な金曜の夜。
「おのれナポレオン」を観てきたデスよ。
作・演出:三谷幸喜
主演:野田秀樹、天海祐希、内野聖陽、山本耕史、浅利陽介、今井朋彦
(肝心のナポレオンのお顔が光の関係でつぶれとる・・・
へっぽこカメラマン、みんご・・・)
おおっ、ナポレオンをテーマにしてて、三谷幸喜の作・演出で
これでもかっ!!ってくらいゴージャスなキャスティング。
だからこそ、観に行きたい!!って思ったんだけど、
想像をはるかに超えた素晴らしさに、鑑賞後はひたすら脱力・・・。
グッタリですよ。
まず、何がスゴイって演出。
舞台装置や、大道具はいたってシンプル。
イス、ベンチ、ベッド、サイドテーブル、チェス。
ほぼそれだけ。
セットが回転するわけでもなく、本当に必要最低限のものしかないんだけど、
過不足なくその役割をこなしておりまして。。。
そのバランスにひたすら驚愕。
シンプルなのは装置のみにあらず。
なんと、舞台に上がる役者さんは6人のみ。
前述した主演の6人。THAT’S ALL。
ステージ上には他に音楽担当の2名もいるんだけど、
それを含めたとしても8名。
でもでも、まさに少数精鋭。
演技の濃度は超濃いっ!!!!
視線の動き、黒目の動き、腰の曲がり具合、
微に入り細に入り、ものすご~く巧みに演じられていて、
ひたすら圧倒されっぱなしで、あっと言う間の2時間20分(休憩なし)。
やっぱり、生身の役者ってのはただ人にあらず。
ステージ上では全知全能の神だよね、本当に。
LIVE最高