まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

ボランティア

11月18日の夜から11月20日にかけて、岩手に出向いていた。

ワタクシ、人生初のボランティアに参加したのである。


勤務先の有志の企画で実現した今回のボランティア。

18日の23時過ぎ、丸の内から貸切バスにのって岩手県陸前高田に移動。


18日の日中はイベント対応で、

がっつり疲れていたワタクシは、バスに乗り込むなり熟睡眠り

どこでも眠れる女、それがみんごっちなのである。


で、早朝、陸前高田に近づくと車窓からは想像を絶する光景がうかがえた。

がれきは種類毎に分類されていたりもするけれど、

まだまだうずたかく積み重なったままの状態。


mingo



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鉄筋コンクリートの建物は骨組みだけを残して、

すべて流されてしまったまま。

そのまわりにあったであろう木造の住宅はあとかたもない。

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でも、交通量の多い道路には、プレハブの仮設コンビニとか

仮設スーパー、仮設レンタカー屋さんが絶賛営業中で

そこに住む人たちの心意気というか底力を感じた。


まずはじめに、陸前高田市災害ボランティアセンターで各種手続きを行った。

ボランティアセンターには続々と全国各地から大型バスや

個人ボランティアの人たちが集まってくる。

ボランティアセンターの人達のオペレーションも体系立っていて、

たくさんの人が詰め掛けてくるけど、大きな混乱もなくサクサクと手続きが進んでいく。

すごいね、日本人のシステム化のセンス!!


で、ボランティアセンターで仕事を授かったワタクシ達一行が向かった先は、

陸前高田市広田町。太平洋沿岸の入り組んだ海岸線付近の町。

震災直後は数日間孤立してしまった町だという。


そこの一画の畑の整備がワタクシ達の仕事。

畑と言っても、震災前は家が立っていたという場所。

家が流されて、更地になったのでそこを畑として利用すべく、

土にまぎれている石やガラスを除去する仕事である。


土の中にはたくさんのガラス片、食器のかけら、石ころ、パイプなどが

これでもか!!ってくらい紛れていて、津波の威力の甚大さを痛感。

とても1回じゃ除去できる量じゃない。

ボランティアとか援助は1回きりじゃなくて継続的に行うべきなんだということを

ひしひしと痛感。


ワタクシ達が作業にあたった時間はわずか数時間だったけれど、

その数時間、もくもくと仕事をしながらいろんなことを思ったデスよ。


一番強く思ったのは、

「人はいつ死ぬかわかならない。だったら、いつ死んでも後悔しないように、

一日一日をちゃんと生きなくちゃ!!」ってことと

「やっぱりワタクシは生まれ育った東北が大好きだ~っ!!」ってこと。


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ワタクシ達が作業した畑の前に広がる海は、

今はこんなに静かで穏やかで、

群れをなして泳ぐ小さな魚が確認できるほど

綺麗に澄んでいた。