トトロの森への帰省
うちの実家は超ド級の田舎。
わかりやすく言うならトトロの森。
町にコンビニは一つもない。最寄りのコンビニは隣町で、車でおよそ15分。町の数少ない信号は午後9時を過ぎると点滅に切り替わる。
そんなトトロの森の夏の夜はとっても幻想的で、出歩く人もなければ、車も通らないので、人工的な音はほとんどない。聞こえるのは、カエルの鳴き声と虫の声だけ。空を見上げればくっきりはっきり天の川。視力の弱いワタクシでも裸眼でカシオペア座、北斗七星、夏の大三角が認識できる。2等星の北極星も見つけられる。
緑が多いから、日中は暑くても、朝晩はとっても涼しくて気持ちがいい。熱帯夜とは無縁。風呂上がり、ひとりで空を見上げていたら、無性に蛍を探しに行きたくなった。5分も歩かないうちに、蛍がいそうな川にたどり着くんだけど、久しぶりだし、結構暗くてひとりで行くにはちょっと勇気がいるので、強引に弟を誘って連行。そしたら、うちのネコちゃんもついてきた。かわいい奴二人(と一匹)で目を凝らしてホテルを探してみたけど、見つからず・・・。う~ん、深夜だからなのか、田んぼが少なくなったせいなのか・・・
ちょっと残念。
うっすらと靄がかかっていて、外灯の明かりが拡散されて、とっても神秘的。いかにも蛍がいそうな雰囲気だったんだけど・・・
蛍は見つからなかったが、神秘的な夜の散歩にはとても癒された。ワタシが育ったところは素晴らしいなと再認識。