スキャンダル
「スキャンダル」を観た。
2016年の事件が、すでに映画になって登場しているリアリティ。その生々しさがすごい。「me too」 や「Kutoo」は今なお現在進行形だ。
ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーが同じエレベーターに乗り合わせるシーン。牽制感が尋常じゃない。スクリーンのこっち側まで呼吸が苦しくなるほどだ。
でも、こうして圧倒的な権力に屈することなく、声を上げてくれる女性がいたからこそ、ワタクシたちはそこそこ働きやすい環境で働けているんだよな~と、実感したりもした。
もっとも、受付だとか、電話の応対だとか、女性だからという理由で押し付けられたり。そういう旧態依然とする小さな性差別は至る所に存在する。何事も上手にできる方が効率的だと思うので、性別でなく適性や能力で評価された上での分担ならば、何の文句もないけれど。
音楽として、ビリー・アイリッシュの「Bad Guy」がよくマッチしていると思った。
☆☆☆☆