まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

旅行中に読んだ本

GWを利用して楽しんだウブド旅行。その間に読んだ本が、「ウドウロク」と「私がオバさんになったよ」。年齢的にはワタクシよりもちょっと前を歩いてくれている頼もしい先輩たちの本だ。

 

ウドウロク有働由美子

今や日本を代表するアナウンサーと言っても過言ではない有働さんのエッセーだ。有働さんがNHKを退社し、フリーになって日テレのZEROのキャスターを務めるようになるまで、顔と名前が一致しないくらいに有働さん音痴だったワタクシだが、この本を読んでグッと親近感がわいた。有働さんがワタクシ達世代の前を歩いたり、走ったりしてくれていることに、とても励まされた。おこがましい表現だが、それぞれの場所で迷ったり弱音を吐いたりしながらも我が道を進む同士。存在そのものに勇気づけられた。白い部分も黒い部分(ウドウロク、逆から読むと黒ウドウ)も大変なことも(ウドウロク、逆から読むと苦労道)、飾らずに話してくれる本だ。中でも共感しきりだったのは、「一緒に住むの?」「大人になってからの失恋」、「不妊治療」。とてもかわいいなと思ったのが、「まもるくん」。長年かけて築いてきた一人暮らしの居心地のよさ・快適さと、ずっとこのままでいいのかという不安。その葛藤を、有働さんみたいな立派な人、成功している人も抱えていることに、心強さを感じた。有働さん、この本を書いてくれてありがとうございます。

 

私がオバさんになったよ

ジェーン・スーさんと8人の著名人との対談集。ネガティブな話でもないし、美しい年齢の重ね方とか、そんな綺麗ごとでもない。40代女の生き方のバリエーションの話だ。ジェーン・スーさんが様々なタイプの著名人と繰り広げるトークがすごく面白い。なかでも、中野信子さんとの対談が刺激的だ。ワタクシにはちょっと難しくて、1回ではすんなり入ってこない箇所があったけど、考える、いろいろと。旅先の青い空、湿潤な空気の中でも、頭の中はぐるぐるぐるぐる・・・。本の選択を間違えたかなとも思ったが、それでも読むのを止められなかった。面白くて。

楽しい人生ってのは、他人と比べない、自分の中の絶対的な価値感を確立させることなのか・・・な?同調圧力には屈しない。