まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

愛の宿

愛の宿」を観た。

 

 

タイトルからも想像できるとおり、物語の舞台はラブホテル。しかも、昭和感が濃密に漂う場末のふる~いラブホテル。どんなに湿っぽいストーリーが展開されるのかと思いきや、妙にほっとできるストーリー。「主任、ズボンのチャック開いちゃってますよ」こんなに滑稽なセリフが、非常に温かく聞こえるストーリーだ。

 

ほっとできるだけではなく、大笑いできる場面も多数。役者さんの顔芸が秀逸。客席とステージが非常に近いこともあって、表情の隅々まで見えるので、笑える。役者さんの顔面の筋肉はすごい。

 

劇団のツイッターをフォローしていたことから、偶然に知った部隊だったが、チケットを予約した自分の鼻の利き具合を自画自賛。鑑賞出来てよかった。

 

ちなみに、今回の会場はステージカフェ下北沢亭。初めて訪れる場所で、しかも、カフェなんて入ってるものだから、いったいどんな場所なのかとドキドキしていた。が、行ってみればちゃんとしたひな壇の客席もあって、床より一段高くなったステージもあって、照明も音響もある。ちゃんとした芝居小屋。劇場というよりは、芝居小屋という表現がしっくりはまる。独特な雰囲気ではある。その雰囲気はとてもじゃないけれど筆舌に尽くしがたいので、ぜひ一度体験してみるといい。何事も、百聞は一見に如かずって言うじゃないか。ディープな下北沢をまたひとつ開拓できた夜。