スケベニンゲン

人生初の海外出張。目的はセールスカンファレンスへの参加。

カンファレンスなんて、英語で表現するとかっこいいけど、要するに研修である。場所は、オランダ王室の宮殿、オランダ議会の議事堂、中央官庁などが集まる、オランダの事実上の首都、デン・ハーグの郊外にあるビーチ・リゾート、スケヘェニンゲン。日本語風に言ったら、スケベニンゲン。

そんなビーチ・リゾートにふさわしい素敵なホテル「グランド ホテル アムラス クアハウス」などもドドーンと聳え立っているデス。

しかし！！季節はすでに9月末。北海道よりも北に位置するオランダの夏はすでに終わっている。ビーチ・リゾートのその街はすでにオフ・シーズン。閑古鳥が鳴いている。街を歩く人影は実にまばら。ゴーストタウンさながら。海辺の街だから、風も強くて、ほほにあたる冷たい風が一層淋しさを募らせる・・・。

そして、ワタクシたちの宿泊ホテルの様相が、より一層淋しさを引き立てる。

チーン。さきほどのクアハウスからわずか徒歩3分ほどなのに、この違い。まあ、中はこの外見ほどは淋しくなくて、普通のホテルではあるのだが・・・。

英語漬けで、ワタクシにとっては地獄の研修。さらにこのホテルのたたずまい・・・。島流しの刑に処された気分。

会社の名誉のために言っておく。このホテルのバルコニーから見える風景は結構素敵。さっきの廃墟のようなホテルの後ろ側には結構素敵な街並みが広がっているのデス。