柘榴坂の仇討
「柘榴坂の仇討」観たデスよ。
江戸時代末期、桜田門外の変で大老井伊直弼が暗殺されてから、
十字架を背負ってその後の大政奉還、明治維新と
激動の時代を生き続けている事件関係者の物語。
桜田門外の変が起きたのは、雪がしんしんと降りしきる寒い冬。
そのため、この映画は何かと雪景色が多い。
冬に公開すればいいのに…などとどうでもいいことを思ったりもしたデスが、
全体的に綺麗な風景が多かったデス。
特に、雪化粧された寒椿のシーンは、得も言われぬ日本的な美しさが際立って
非常に印象的だったデスよ。
話しはちょっと変わって、
ここ数日、日本人3名がノーベル物理学賞を受賞したことで
巷はものすごく盛り上がっているデス。
お三方とも非常に個性的でとても魅力的な方デスけど、
その奥方やご家族の方もすごく素敵で、
「内助の功」的な要素にもフィーチャーしているニュースや
ワイドショーもあったデスね。
この「柘榴坂の仇討」も主人公のみならず、
その周囲の人も素敵な描かれ方をしておりました。
仇討とはおどろおどろしいタイトルの映画ですが、
実は何気にじんわりとした温かさを感じる映画デス。
評価は☆☆☆
主人公(中井貴一)の奥方役が広末涼子じゃなかったら、
星4つだったと思います(笑)