マシュー・ボーンの白鳥の湖
「白鳥の湖」観ました。
ええ。あの有名なバレエ作品。
といっても、古典の作品ではなくて、
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」
なんと、白鳥に扮するのは全て男性。
この写真からも、わかるとおり、ふわふわの羽毛の腰みのみたいな衣装に、
頭部から額、そして鼻筋にかけて施された斬新なメイク。
パッと見、コミカルな展開を予想するだろうけど、
実は、この白鳥の湖は切ない。
王子と白鳥のちょっと悲しいお話です。
男性が演じる白鳥。だからと言って、大爆笑のバレエではないのです。
もっとも、ワタクシは本家の白鳥の湖を観たことがないので、
本家がどういうお話で、本家とこの白鳥の湖がどう違うのかはわからない…
(あ、でも何年か前に「アクロバティック白鳥の湖」ってのを観たことがありました。
こっちも異色だけど、驚異の身体能力です・・・。中国すごい!!)
話を戻して、マシュー・ボーンの白鳥の湖。
主人公のザ・スワン/ザ・ストレンジャーのセクシーさや躍動感は尋常ではなく、
その美しくも力強い動きから一瞬たりとも目が離せなくなるデスよ。
そして、1ミリほどのぜい肉もついていない完璧な肉体の14羽の白鳥が
一糸乱れずに舞う様は本当に圧巻です。
ひたすら雄(オス)を感じる。(ヘンな意味じゃなくて、純粋に)
野生動物の雄としての魅力、引力、生命力、色気…。
すごかった。
もちろん、男性だけで構成されているわけではなく、
美女のバレリーナもたくさんいます。
白鳥役をやらないというだけで。
ちゃんと人間として、妖艶で華麗なダンスをたっぷりと披露しています。
ダンスパーティーのシーンがあるのデスが、
シックながらもセクシーな衣装や、妖艶なダンス。
そして、男性チームと女性チームに別れてのダンスバトルは見どころの一つかと。
男性の力強さ、女性のしなやかさが如実に表れてて、
動物ってすごいな~と的外れのところで感動してしまったデス。
一方、四羽の白鳥の踊りは、とってもコミカルでキュート。
もちろん、白鳥なので男性が踊っているのだけど、
なかなかに可愛らしかったです。
というわけで、単純に切ないだけ、悲しいだけでは終わらない
マシュー・ボーンの白鳥の湖。
見どころ満載!!!!