龍馬展
本日、両国の江戸東京博物館に行ってキタ。
目的は龍馬展。
混んでマシタ。
さすが、時の人。入るまでに30分待ち。入ってからも展示物の前には人だかり。
待った甲斐は十分。内容はかなり興味深いものだった。
数多くの龍馬の直筆手紙が展示されている。
日本語の筆記体みたいな書体で書かれているから、現代人には読みにくいのだが、
ところどころに解読できるところがあったり、活字で書き直してあったりする。
そのおかげで一部は内容を理解することができる。
ユーモアのセンスは秀逸。
姪におしろいを送るときに同封した文には「しこたま塗っとけ」みたいな文章があったり、
姉のおとめに千葉道場のさなを紹介するくだりでは
「平井加尾よりちょっと美しい」みたいな元カノ(?)と今カノを比べるような表現があったり。
その他にも、日本の未来を想ったアツい文章の中にも、チラホラとおかしな表現が出てきて、笑える。
センスのある男というのはいつの時代も光り輝くものだ。
さまざまな展示物の中でも、特に印象的だったのが、平井収二郎の辞世の句。
果てしない絶望感。
でも、とても力強い筆跡。というか爪あと。
百年以上も昔のことなのに、その思いは今もそこにあるかのよう。
百聞は一見に如かず。
今好評連載中の大河ドラマ「龍馬伝」が一層面白く鑑賞できること請け合い。