まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

箱根芦之湯温泉~松坂屋本店~

衝動的に箱根温泉への一人旅を決行した。

宿泊した旅館は、過去に一度訪れたことのある「松坂屋本店」。

箱根湯本の喧騒を離れた静かなたたずまい。ゆったりした部屋のつくり。ただひたすらのんびりするのに最適な宿だ。

 

誰にも邪魔されずに心ゆくまでのんびりしたい人には露天風呂付きの部屋、広いお風呂でのびのび身体を休めたい人は、料金抑えめの露天風呂がない部屋を予約して、大浴場で悠悠と湯あみを楽しむ。無料の貸切露天風呂(予約制)も5つあるので、不自由することなく温泉を満喫することができる。貸切露天風呂の利用時間は1回45分。前後の着替え時間やボディケアの時間を含めてもゆったりと、余裕をもって楽しむことができる。もちろん、私は風呂なしのお部屋を選択。

 

ワタクシが感じた、ひとり旅向けのおすすめポイントは次の3つ。

①食事は部屋食ではなく、半個室のお食事処。

温泉ひとり旅で、部屋食だとわざわざ一人のために部屋まで食事を運んでもらうのも悪いな~とか、思ってしまいがち。

それに、和室で一人で懐石料理と向き合うのは、ワタクシ的には少し淋しい。

でも、半個室なら仲居さんに気を遣わずにすむし、他の宿泊客の気配が感じられるので、なんとなく安心する。私は、完全な静寂より、ほのかな人の気配とか、生活ノイズがあるほうが落ち着くようだ。

 

②寝室とリビングが別々

とにかく広々してて、寝室とリビングが独立しているので、モードチェンジがしやすい。別に仕事を持ち込んでいるわけではないし、恋人同伴でもないのでモードチェンジの必要性はないのだが、普段ワンルームで生活している身としては、寝室とリビングが分かれていることがとても新鮮だし、ふか~い呼吸ができるような安寧を感じる。

こたつがあるのもうれしい。自宅にも置きたいけれど、場所的な制約からあきらめているこたつ。それを滞在中は思う存分満喫できるなんて。こたつでみかん、こたつでアイス、こたつで居眠り。。。。どれも最高だ!

 

寝室は、ロウタイプのベッド。和のテイストが十分に残るモダンな寝室。仲居さんがふとんの上げ下げにやってくることもなく、チェックインの時からチェックアウトの時まで、誰にも邪魔されずに好きなタイミングでゴロゴロできる。

 

 

③フリードリンクコーナー

ロビー近くには、フリードリンクコーナーがある。ソフトドリンクからアルコールにいたるまでラインナップは豊富。

部屋に持ち帰ることはできず、ラウンジ内で楽しむことがルール。部屋に一人でいる時間に飽きたら、ふら~っとラウンジに出てきて、人の気配を感じながら、好きなドリンクで一休み。お酒を飲む、飲まないにかかわらず、充実の品ぞろえなので飽きることなく楽しめるはず。「温泉あがりに腰に手を当てて牛乳を一気飲み」ももちろん可能。

 

他にも、囲碁、将棋、オセロ、絵本などが置いてある「いろりの間」という共有スペースもある。ここには、よっちゃんいかとか10円ガムとか懐かしの駄菓子も置いてあって、あたたかな囲炉裏端で昭和に戻ったようなレトロな時間を楽しむこともできる。

ひとりでも、家族でも、カップルでも楽しめる旅館だと思う。

 

今回は月(祝日)、火(平日)で滞在したせいか、中国からの観光客が激減しているせいか、それほど混雑しているわけでもなく、大声で騒ぐお客さんがいるわけでもなく、非常に快適な旅だった。