陥没
「陥没」。お芝居のタイトルだ。ワタクシは、日曜日の14:00スタートのチケットを持っていた。劇場は渋谷のBunkamura。
しかし、開演15分前の13:45。ワタクシはまだ下北沢にいた。開演の時間を間違って認識しており、すっかり余裕ぶっこいていたのである。それに気づいたのは13:40。その瞬間から、人が変わった等に焦りだし、急いで下北沢から渋谷駅の井の頭線に乗って、センター街を全速力でダッシュ(もちろん、途中で息が切れて減速したんだけど・・・)。真冬なのに、コートも羽織らず、ひたすら走る走る。
そして、13:58。ワタクシは、息を切らしつつも、人知れず大汗をかきながらも、Bunkamuraの座席に座っていた。間一髪セーフ。神がかったほどタイミングよくやってきた井の頭線と、へなちょこながらもセンター街を走り切ったワタクシの脚力が織なした奇跡。間に合ってよかった・・・。
「陥没」。
作・演出:ケラリーノ・サンドロビッチ
東京オリンピック直前の東京が舞台の物語。
とっても面白い舞台だった。特に、オープニング。劇場全体を使ったプロジェクションマッピング。そこで一気に昭和の東京へタイムスリップ。本当に、開演に間に合ってよかった。これを見逃すなんて、本当にもったいないことだと思うから。
ケラさんの舞台を観るのは、「グッドバイ」「キネマと恋人」に続いて3作目。ワタクシは、気づきました。ケラさんの舞台が好きです。喜怒哀楽。いろんな感情が絶妙なバランスでミックスされている。