まるごとみんご

エンタメ大好きみんごが繰り広げる何気ない日常生活

何者

何者」観ました。

 

就職活動中の若者達の物語。

青臭い青春臭満載。自分が大学生だったころは、間違いなく彼らと同じように放っていた青春臭。卒業してから徐々にその恥ずかしさに気づいて、ぬぐい去って来た臭い。だからこそ、この映画を観ていると、なんだかとってもいたたまれない気分になる。

 

だけど、後半から一気に心のグロさの描かれ方が面白くなって、なんだかくせになりそうな。いたたまれない気分は続いているんだけど、それが不快なだけじゃなくて、笑えるようになってくる。きっとね、老いも若きもみんなが抱いてる感情が、いろいろとデフォルメされてるそんなおもしろさなんだろうなって。

 

誰もうらやまず、誰もねたまず、自分だけが取り残された気分になって焦ることもなく、ただおだやかに生きてる人なんていない。どんなに歳を重ねたとしても。それは、別に悪いことじゃなくて、人としてかわいいところなんじゃないかって思う。聖人になんか死んでからなればいい。

 

評価は☆☆☆