レインツリーの国
香港からの帰国の便(ええ。ワタクシ、ちょいと旅に出ておりました)。
ワタクシが昼寝もせずに、一心不乱に読んでいた本。
言わずと知れたベストセラー「阪急電車」(→ワタクシの感想はこちら)の著者の本。
ワタクシ、偶然なのか、必然なのか、この著者の本が旅のお供になることが多い。
そして、毎回、旅の終わりの切ない気持ちを、いい感じに緩和して、
前向きな気持ちにさせてくれる、とっても大切な効果をもたらしてくれるのデス。
今回の旅でも、帰路の機内で食い入るように読みふけって、
時おり、感極まって、思わず目をうるうるさせたりしてるもんだから、
両隣の女の子(ふふふ非常にラッキーなことに、可愛い女の子に挟まれてたデスよ)が
ギョッっとしてこちらの様子をうかがったりする始末・・・。
ごめんよ、別に怪しいモノじゃないのダヨ・・・。
「レインツリーの国」は恋のはじまりを描いたもの。
重要ファクターは、「忘れられない大切な思い出の本」、「メール」、
「青春菌」、「他人に理解できない辛さ」、そして「ややこしさ」(笑)。
こう書くと、なんだかチープで、青臭くて、そのくせへヴィ・・・・、
そんな印象になってしまうけど(笑)、もちろん全くそんなことはない。
安っぽい(←失礼な!!)ファクターが絶妙に絡まり合って、
とっても鮮やかでコクのある魅惑の風味絶佳(笑)。
共感したり、新しいことに気付かされたり、
恋のはじまりの、あの独特の浮足立った感じにくすぐったくなったりしつつ、
グイグイ引き込まれていくデスよ。
主人公達だけじゃなくて、
超脇役『二塁打ナナコ』(←この言い回しのセンスも絶妙だと思う)が放つセリフですら、
とっても巧妙!!
すげぇっ!!って感じ。
無駄な要素が全くなくて、非常にバランスがいいと思うのダヨ。
それにね、読後の気分がすごくいい。
ね、だんだん、気になってきたでしょう????
ぜひ、読みなはれ。
春だしね
恋をするにはとても素敵な季節デス(笑)。
でね、やっぱり可愛くなりたいって気持ちは大事だよね、やっぱり。
PS ちなみにワタクシの思い出の本は「アルジャーノンに花束を」かな。
別にその本がきっかけで、恋が始まったりはしてないけどサ。
PS2 ワタクシ、自分のことを呼ばれる時、「君(キミ)」っていう二人称はやっぱり苦手。